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下谷万年町物語 2012.1.25 [演劇]



日にち:2012年1月25日(水) 昼公演
場所:Bunkamura シアターコクーン
====================
すごく久しぶりの唐十郎。
高校生の頃からハマってたので初演時も観たはずですが、全く覚えてなかったので事前に原作を読んでみました。
私にとっても縁の浅からぬ「下谷」の町の戦後の混乱期を描く、エネルギッシュで猥雑な世界。
唐十郎本人の自伝的小説が基になっています。

上野にほど近い、「下谷万年町」に住む中学生・西島隆弘演じる「文ちゃん」と、同じ町に住み、「オカマ屋さん」の情夫である藤原竜也演じる「洋ちゃん」が、宮沢りえ演じる元女優?の「キティ瓢田」に出会う事によって狂気の世界へ引き込まれていくお話。
分かりやすいストーリーではありません。
でも、無理に理解する必要もありません。
役者が早口で語り続ける、時に聞き取りづらいセリフに身を委ねていると、必要なセリフはちゃんと耳に入り、心に残って行きます。

彼ら3人に絡んで来るのは、下谷万年町に住みつく「オカマ屋さん」達と、彼らを題材に芝居を打とうとする芝居小屋の面々。
いずれも男ばかり。
舞台は時にオカマ達が住みつく長屋になり、芝居の屋外稽古場にもなる。
そして舞台の前面には瓢箪池と言う池、つまり「水」が存在する。
唐十郎の舞台につきものの「水」!!
主要人物はみなこの「池」から出て来て、最後には「池」に去って行きました。
って事はたぶんかなり深さも幅もあるんだろーなーと思われる水場。
だって、みんなためらいなく飛び込んでたし。
双眼鏡で見てたらやっぱり最前列の人は、配られたビニールシートを身体の前に持ち上げて観てました(^_^;)。
いいなー。やっぱりかぶりつきで観たかったなー。

演出は初演時と同じく蜷川幸雄。
もちろん唐十郎の世界を十分に理解して表現してるんだけど、何となく昔よりライトな印象が。
何でだろう。
私が変わったのか、演出が変わったのか…。

西島隆弘は舞台では初めて観たけれど、小柄なせいか文ちゃん役に全く違和感がなかった。
ほぼ出ずっぱりで、狂気をはらんだアングラ世界の中学生と言う難しい役どころに見事にハマってた。
藤原竜也は蜷川作品ではお馴染みだし、当然の安定感。
逆に安定し過ぎて見えて、ちょっと面白味のない役だったカモ…。

そして宮沢りえ。
初演時は李麗仙が演じたキティ役。
この人は体つきも綺麗で動きも結構いいのだけれど、声がね~。
声が枯れちゃう。
今迄観た舞台でも気になった事があった。
役に成り切って雄たけび上げたりできるのだけれど、腹から絞り出す声が出てないのが非常に残念。
そこが伴えばもう凄くいいのになー。
何しろほれぼれする程美しいので、頑張って欲しいです。

脇を固める六平直政、金守珍、大門伍朗、原康義、井手らっきょ、柳憂怜、大富士、沢竜二、石井愃一らは、みんな“怪演”。
まぁ、そう言う設定なのでそうならざるを得ないのでしょうが、それにしてもほんとに怪演です。
六平さんなんて実に楽しそうでした(^^)

日によっては唐さんご本人の出演もあるそうで。そちらも観てみたかったです。
発表された時からとても観たいと思っていて、先行予約で取ったら一番後ろの端から2番目の席でガッカリ(-"-)!!
でしたが、リニューアルされたコクーンは、一番後ろの端っこでも観易かったです。

平日昼間の劇場は9割以上が女性。
しかも私よりも年配の方々が目立ち、立ち見ですらそんな感じ。
演劇好きなおばさま方が沢山いらしゃるのだなーとちょっと嬉しくなりました(*^_^*)



下谷万年町物語 (1983年) (中公文庫)

下谷万年町物語 (1983年) (中公文庫)




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キツツキと雨 2012.1.17 [映画]

タイトル:「キツツキと雨」
Yahoo!映画http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id340953/
日にち:2012年1月17日(火)
場所:都内試写室
====================
小栗旬演じる新人映画監督と、映画の撮影隊が訪れた山で出会う、役所広司演じる木こりの触れ合いの物語。

何でこんなストーリーを考えつくんだろう、と思った。
でも試写後にティーチインで登場した沖田修一監督を見ていたら、何となく分かって来た。
この映画は原作ものではなく、脚本も沖田監督が書いている。
やはり監督としての実体験も盛り込んだ話であるらしい…。

小栗の演じる映画監督・幸一が、とにかく頼りない。
監督として頼りないだけでなく、人間としても何かダメ~な感じ(^_^;)。
役所演じる克彦は、急に現れた映画の撮影隊に翻弄され、いつしか撮影作業にも巻き込まれて行くのだけれど、当然、最初は幸一が監督だとは思わない。「若いくせにロクに動かないダメな奴」と思って説教までしちゃう。
だからお互いかみ合わず、最初は距離があるんだけど、接して行くうちにだんだん距離が縮まって行く。その描き方、エピソードのひとつひとつがとてもほのぼのしている。
何だろう。
かわいいんだなー。
爆笑はそんなにしないけれど、何かずーっとニヤニヤしちゃって見てる感じ。

最初はいかにも今どきの若者で、無表情だった幸一も、克彦と触れ合いながら撮影を進めるうちに、どんどん表情が豊かになって来て、だんだん映画監督らしくなって来る。
この新人監督の成長の様子を演じる小栗旬がとてもいい。
Sキャラばっかじゃなくて、こう言うダメっぽい役もどんどんやって欲しいなー。

役所広司は当然の安定感だし、CMを彷彿とさせるコミカルキャラがとてもハマってた。
どちらかと言うと、幸一よりも克彦の行動や表情が、この映画の笑いの部分を担っていた感じ。

周りの登場人物もそれぞれ個性豊かに描かれていて、映画関係者も、山に住む人も、最後に登場する大物俳優(*^_^*)も、それぞれしっかり役割を担っていて笑わせてくれた。

「南極料理人」の時も思ったけれど、ほぼ男性ばかりの出演者なのに、最後にはみんな可愛く見えて来る。これは、この監督が生来持つ何かが影響してるのかしら。
監督本人もちょっと頼りなげで、質問に答える時に、ちゃんとしゃべれるんだけどどこかあらぬ方向を見て話す感じが幸一とだぶって微笑ましかったです。
これからもこの、ほっこりほのぼのした感じでどんんどん作品を生み出して欲しいと思います。


キツツキと雨  ユートピアを探して

キツツキと雨 ユートピアを探して








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マイウェイ 12,000キロの真実 2012.1.12 [映画]

タイトル「マイウェイ 12,000キロの真実」
Yahoo!映画http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id340496/
日にち:2012年1月12日(木)
場所:都内ホール(試写会)
====================
オダギリジョーは特に好きでも嫌いでもなく、面白そうな人だなーと言う程度の印象で、実際、これまであまりガッツリ演技をしている印象がなかったのですが、この映画では、今まで見た事がない感じの彼が見られました。
ストーリーがどこまで真実なのか分かりませんが、とにかく凄い内容、展開に圧倒されます。

チャン・ドンゴン演じるキム・ジュンシクはブレがなく、性格も雰囲気もずっと一貫しています。
それに対してオダギリジョー演じる辰雄は、最初は信念に突き動かされた人間として、途中から信念がブレ初めて揺らぎ、人格が変わって行く様子が描かれていて、対照的。

二人を繋ぐのは「走る」事。二人とも足が速く、幼少期からライバルとして競い合っている。
でも元々の立場が違う為、お互いの人生は時代に翻弄され、それぞれ違う形で戦争に巻き込まれる。
「支配する人間」「支配される人間」「他国民として徴兵される人間」「捕虜にされる人間」「捕虜なのに仲間を支配する人間」など、一人の人間でも戦争のせいでめまぐるしく立場が変わり、その度に揺れ動く人、変わらない人…。

キム・ジュンシクは本当にカッコいい。あんな男には男だって惚れるだろう。
ただ走る事のみに自分を捧げ、どんな立場になろうとも仲間を信頼して裏切らず、助ける。
例え自分を貶めた相手であっても、窮地には手を差し伸べる。いつでも全力を尽くし、諦めない。
対する辰雄は傲慢で、自分の立場にあぐらをかき、勝利の為には手段を選ばない冷酷な男。しかし戦争のせいで立場が変わり、ジュンシクに助けられて周りを見る目を持つ様になると、その性格が次第に変わっていく。

最後に訪れる二人の究極の繋がりを描くシーンでは、オダギリジョーの全身全霊の演技がこちらの胸を打った。

まぁとにかくみんな翻弄され過ぎ。
映像的にも迫力あるシーンの連続で、撮影もさぞ苛酷さを極めた事と想像できます。
戦闘シーンなどは画面が乱雑になりがちですが、その中にあって、観客の目に必要なシーンをしっかり焼きつけるようなカメラワークにも感心しました。
一緒に観た友人は終わってから「凄かった~」を連発してました(^_^;)

ストーリーの真偽はともかく、戦争によって人格が崩壊し、人間らしさを失って行く多数の人間達を目の当たりに見せられる事によって、戦争の醜さやひどさを知り、戦争がいかにくだらないものかを知るにはいい作品だと思います。


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飲めば都 2011.7.9 [読書]

タイトル「飲めば都」
http://www.shinchosha.co.jp/book/406607///
読了日:2011年7月9日(土)
著者:北村薫
出版社:新潮社
====================
いやー、笑った笑った(^o^)

最初、「これは、エッセイ的なもの?」と思ってしまったくらいリアルに始まる、20代後半の女性編集者の、飲酒を中心とする日常のお話。
誰か具体的なモデルさんでもいるのかしら…

主人公はお酒が大好きだし、基本的にはお酒が強い女子。
そして同僚や先輩、上司も、ほぼそんな感じ。
当然、日常生活にはお酒がたっくさん入り込んで来る。
そこで生じる失敗やエピソードのあれこれ。
私自身はお酒、強くないから、こんなになるまで飲む事は(今は)まずないけれど、ここに登場する人達はみんな気持ち良さそうに飲んでは失敗を繰り返す。

その数々が余りに面白くて、電車の中なのに読みながらふき出す事しばしば(^_^;)

私自身はこんなには酔わないけれど、実は私の周りにはこんな感じの男性・女性がかなりいる。
だから、あり得ないエピソードが多いけれど、きっとあり得るんだろーなーと実感できた。

ちなみにタイトルの「都」は主人公の名前とかかっている。上手い

都さんが、ちょっといいなーと思った男性と飲んだ後の話なんて爆笑もの。
何か、ドラマの原作になりそうな気もする。

北村薫作品の中ではかなり軽い方だけれど、全体に漂う、爽やかで暖かい目線は共通しているし、相変わらず男性とは思えない繊細な女性心理描写は素晴らしい!!
とても楽しく読む事ができました。

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大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 2011.5.25 [映画]

タイトル:「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」
Yahoo!映画:http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id338675/
日にち:2011年5月25日(水)
場所:都内映画館
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あらすじ:竹野内&水川カップルは、何年も同棲した末に結婚したばかり。で、新婚なのに既に倦怠期。立寄ったショッピングセンターで怪しい占い師(樹木希林)に地獄旅行を勧められ、新婚旅行代わりに行ってみる事に…。

まず、新居で引っ越し荷物をダラダラと片付けてる2人の会話から始まります。
これがすごーくナチュラル。
ほんとに如何にも、何年も連れ添ったカップルっぽい、面倒くさそうで新鮮味のない感じが良ーく出てる。
「うちよりひどいやこりゃ」と思っちゃった(^_^;)
で、ダラダラしつつ流されちゃった2人は、ショッピングモールの屋上にあるバスタブから地獄への旅をスタートさせる。

ここからはずーっと「地獄」での出来事。
もちろん、誰も見た事ない場所なわけだから、そこはオリジナルな世界。
一般的に言われてる地獄のイメージとは違って、高級旅館があり、そこには他にも普通に観光客がたくさん来てる。
異様に高くててっぺんが見えないタワー状の旅館なのにエレベーターがなくてらせん階段を延々と登らなきゃならなかったり、温泉がビーフシチューだったりもする。名物は甘エビらしいんだけど、これの食べ方も凄いし。
とにかく突っ込みどころは満載なんだけど、映画はゆるゆる~っと流れて行く。
基本、2人があまりやる気のない、ゆる~い状態のままのせいか、見てるこっちも「何かおかしい」と思いつつも一緒に流されてく感じ。
やる気はないんだけど、流されてるとそれなりに頑張らなきゃいけない場面にも遭遇し、地獄で出会った人たちと触れ合ううちに、2人の表情がだんだん豊かになり、生き生きとして来る。

コメディとは言っても、竹野内豊が見せるのは、今、ドラマ「BOSS」で見せるはじけたコメディアンぶりではなく、ごく普通の、ちょっと子供っぽかったりする男の役で、それがとても新鮮だった。
水川あさみも彼女にとても合った役で、自然な感じがとても良かった。

脇も個性的で、樹木希林以外にも片桐はいり、荒川良々、柄本明などがほんっとに面白い。
柄本明の役名なんて「濡れた男」ですよ。訳わかんない。

爆笑はしないんだけど、小ネタ満載で、ずーっと顔がニヤニヤ笑っちゃってた。
おかしな雰囲気に呑み込まれて楽しんで、最後は何だかホノボノする映画。おススメです。

<以下、ネタバレ裏話>
地獄に行く時、夫が先にバスタブに飛び込んじゃって、妻が躊躇してる時、片桐はいりさん扮する但馬が、「あ、言い忘れてましたけど、天使が出て来ると雪になるんで気をつけて」と良く分からない忠告をします。
で、地獄に行ってすぐ、林の中を歩くシーンで、実際に天使が現れた瞬間に、一面雪景色に!!
「おお、これは、CGか、雪の日にわざわざ撮ったのか??」
と思いました。

実はあのシーン、富士の樹海で撮影したそうです。
1日目は普通に撮影し、2日目に続きを撮ろうとしたら、何と雪が降ってしまったらしい。
で、先ほどのセリフを後から追加したそうです(^_^;)。
たまたま撮影順がバスタブに飛び込む方が後の日程だったら追加できたセリフだったそう。
そうやって現場は臨機応変に面白く対処しちゃうんですねー。


大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 (幻冬舎文庫)

大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 前田 司郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/01
  • メディア: 文庫






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プリンセス トヨトミ 2011.5.17 [映画]

タイトル:「プリンセス トヨトミ」
Yahoo!映画http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id338644/
日にち:2011年5月17日(火)
場所:都内ホール(試写会)
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原作既読です。
長編小説を2時間の映画にするにあたり、結構大胆に再構成されてました。

まずキャスティング。

岡田将生の役は原作では女性。名前(旭・ゲーンズブール)は原作のままで、原作通りハーフっぽい感じになってはいるけど…。
そして綾瀬はるかの役は原作では小太りの男性。おっちょこちょいでマイペースな感じは彼女のイメージには合ってるけど…。
ここで男女を入れ替えてしまう事によって、原作にあった深みが削られた感は否めない。
堤真一や中井貴一などはまあ良かったけど、中井貴一がもうちょっとメリハリが欲しかったと思う。
原作の不器用な感じがそんなに出てなくて、普通に渋くてカッコいい男の人になっちゃってた。
堤真一は原作のイメージと殆ど変らず。それはいいんだけど、ちょっと「SP」とかぶる(^_^;)。
堤真一親子のキャスティングも、もうちょっと考えて欲しかったなー。やっぱり「SP」思い出しちゃうから…。
中学生役の2人は良かった。
同じ原作者のドラマ「鹿男あをによし」に主演していた玉木宏がちょこっと出てるのは面白かった。

そしてストーリー。

原作は会見検査院の3人の人間が東京から来て大阪で会計検査する話と、同じ大阪の街で色んな事と闘いながら頑張ってる中学生の話が、最初は交互に描かれ、後半でひとつになって行く。
それを映画では最初からひとつにしてしまい、並行してるはずの話に双方が関わっている流れに変えている。
これもやむを得ないのかもしれないけど、せめて最初の部分位は別々に描けなかったものか…。
あと最後も、あれだと暴力に屈した感じがしないでもないと思うんだけど、どうなのか??

戦国時代のシーンにかなり時間を費やしてたけど、そんなにいるかなー?とちょっと思った。
意味ありげに見せ過ぎ。まぁもちろん意味はあるんですけどね。

原作を読んでいて「おーっ」と思ったり、ぞわぞわーっと感動したりする感覚をそのまま映画化するのは難しいにしても、もうちょっと細かなニュアンスとかメリハリで、そんな感じが出せたんではないか、と残念な感じが残る。

原作を読んでない人にはそれなりに面白いと思うので、読む前に観る事をお勧めします!!


プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

  • 作者: 万城目 学
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/04/08
  • メディア: 文庫









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パラダイス・キス 2011.5.16 [映画]

タイトル:「パラダイス・キス」
Yahoo!映画http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id338050/
日にち:2011年5月16日(月)
場所:都内ホール(試写会)
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少女マンガの実写映画化らしく、今どきっぽいキャスティングを揃えています。
主人公の名門高校に通う女子高生に北川景子、服飾学校に通う“天才”デザイナーに向井理。
彼らは18歳位の設定のはずなので、「ちょっと無理があるのでは??」と思わされますが、そこはグッと呑み込んでストーリーに身を委ねましょう(^_^;)。

「普通の女子高生が服飾学校の発表会のモデルに選ばれて、違う世界が開けていく」と言う大筋があり、そこに恋模様や、将来に対する若者達の試行錯誤、友達、ライバル、親子間の葛藤などが交錯します。
原作は未読ですが、2時間にまとめる為にかなりはしょった事でしょう。
まあそれなりに上手くまとまってはいると思います。

オープニングがいきなりYUIの主題歌で始まってタイトルが出る感じとかが、ちょっとTVドラマっぽかったかな。
向井理はすごく頑張ってたけど、もうちょっと色気と若々しさが欲しかった。演出のせいかもしれないけど。
北川景子はとにかく可愛い。まさに少女漫画から抜け出して来たみたい。そして役柄にも良くはまってた。
ただ最初から可愛いので、始めはもうちょっと野暮ったい方が、その後の変身との差がついて良かったかも。

とにかく女の子の夢が一杯つまった、キラキラした作品。
試写会場に、普段見た事もない位、女子高生が一杯いたのでちょっとビビリましたー(^_^;)。


Paradise kiss (1) (Feelコミックス)

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  • 作者: 矢沢 あい
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2000/04/07
  • メディア: コミック



映画『パラダイス・キス』official 紫 by 北川景子 Fashion Photo BOOK (祥伝社ムック)

映画『パラダイス・キス』official 紫 by 北川景子 Fashion Photo BOOK (祥伝社ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2011/05/25
  • メディア: ムック



Paradise Kiss パラダイス・キス (竹書房文庫)

Paradise Kiss パラダイス・キス (竹書房文庫)

  • 作者: 佐藤 操
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2011/05/12
  • メディア: 文庫



映画『パラダイス・キス』official ジョージby向井理 Fashion Photo BOOK (祥伝社ムック)

映画『パラダイス・キス』official ジョージby向井理 Fashion Photo BOOK (祥伝社ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2011/05/25
  • メディア: ムック






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奇跡 2011.5.9 [映画]

タイトル:「奇跡」
Yahoo!映画http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id338752/
日にち:2011年5月9日(月)
場所:都内映画館(試写会)
====================
とても爽やかな印象の映画でした。

両親の離婚により分かれて暮らし始めた小学生の兄弟。
兄は母の実家の鹿児島へ。弟は父親と福岡へ。
元々は大阪に住んでいたと言う設定なので、まえだまえだの関西弁は違和感ナシ。
最初から小ネタが散りばめられていて笑える。
桜島が目の前にある場所に住み、火山灰が降り続ける環境に、心の底から「訳分からん」と思いつつも、友達もでき、それなりに楽しく暮らしている兄だが、やっぱり家族揃って暮らしたいと言う願いが募るばかり…。
一方弟は、売れないミュージシャンの父親の元、何でも自分でこなしながらしっかりちゃっかり自分の足場を固めてる感じ。
九州新幹線の開通に伴い、ある「奇跡」が起きると言う噂を耳にした兄は、弟や友達を巻き込んで、その「奇跡」を得る為に作戦を練る。

主演の“まえだまえだ”の二人の上手い事!!
終映後のティーチインで監督もおっしゃっていましたが、お兄ちゃんは特に「子役の範疇を超えている」感じ。セリフの無い、表情だけで見せる演技もうまいなーと思わせる。
弟の方は監督曰く「そのまま」との事でしたが、弟としてのちゃっかりした感じがほんとに素直に現れていて、大人も動かすその感じは大物感さえ漂う。

その他の子役も、その他大勢としてだけでなく、一人一人しっかり背景が描かれる。
注目の内田伽羅は、「樹木希林の勧めで会うだけ会おうと思っていたはずが、ひと目で決めてしまった」と監督が言うだけあって、さすがの存在感。マイペースでおっとりとしゃべる感じがたぶんお母さん譲りなんだろーなと思わせる。何と小学4年生との事。ビックリの大人っぽさ。

大人陣はこれまた豪華。
でもみんな出過ぎない描かれ方で、ある意味もったいないんだけど、それが映画全体のバランスを支えてる。
特に長澤まさみや阿部寛なんて顔も映らずにしゃべるシーンとかあるんだけど、でも「顔見せ的にちょっとだけ出てる」感はなく、脇役に徹してる感じが好感が持てた。

祖父母の橋爪功や樹木希林、その友人の原田芳雄もいい感じで、普通に暮らしながらしっかり子供を見守ってる感じがとてもいい。

クランクイン前に樹木希林から、「この顔ぶれだからって、『やっぱり大人の顔をもっと撮らなきゃ』なんて思う必要ないからね」と言い渡され、とても助かったと言う監督。監督と役者の信頼感のなせる技ですね。

で、元々、九州新幹線ありきで監督に持ち込まれた企画であったらしく、「電車、撮り放題ですよ(^o^)」と言われて心が動いたと言う監督は、「でも電車映画にはしたくなかった」との事で、実際電車や新幹線は、殆ど最後の方にしか出てこない。これももったいない気もするけど、だからこそ貴重な感じがした。

そして描かれる「奇跡」…

ティーチインで司会を務めたフジテレビの笠井さんは、被災地に取材に行ってその目で見て来た被災地の子供達の事を思うと、「この映画が震災前に撮られたにも関わらず、震災後に観るとこれだけ深い意味を感じられる映画になっている事が、それこそ奇跡」と、ちょっと涙ぐみながら語っていた。
映画では泣かなかったのに、その笠井さんにもらい泣きしそうになっちゃった(^_^;)。

授業中に朗読される谷川俊太郎の詩が、クライマックスの奇跡の描かれ方とそれとなくリンクしている。
観終わった後にとても爽やかな印象を残す、誰が観ても心おだやかに楽しめる作品になってます。

余談ですが、観てると「かるかん」や「たこ焼き」や「ポテトチップス」が食べたくなります(^-^)


奇跡

奇跡




奇跡

奇跡

  • 作者: 中村 航
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/04/27
  • メディア: 単行本






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マイ・バック・ページ 2011.4.27 [映画]

タイトル:「マイ・バック・ページ」
Yahoo!映画http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id338494/
日にち:2011年4月27日(水)
場所:都内試写室(試写会)
====================
1970年前後の学生運動を中心とした作品。
妻夫木聡は新聞記者。
松山ケンイチは学生左翼運動家。

どちらも若く、理想に燃えて行動している、様に見える。

妻夫木扮する記者は、自分の希望と違う部署に回されて、良心の呵責に耐えながらも街の下層に潜り込んで体験取材などもしていて、特ダネを求めて先輩記者とぶつかったりもする。
そんな時に知り合った松山ケンイチ扮する左翼運動家の学生。
特ダネの匂いを嗅ぎつけて接触するうち、利用されてるのかも…って思いつつ、彼に振り回され、気付けばドップリはまっていく。

正直、リアルタイムでは知らない世界なので、共感はしにくい。
でもあの頃の雰囲気がすごく良く出ていて、何だか懐かしい。
新聞社の雰囲気とか、街並みとか。
混沌として薄暗くて、みんなタバコをスパスパ吸ってて…
高度成長期の日本でもがく日本人の若者の姿が、たぶんすごくリアルに描かれている感じ。

「妻夫木は普通の人の役が上手いなー」と思って見ていたら、終映後のティーチインで、監督もそこが彼を起用したポイントだったと言っていたので納得がいった。
そして松山ケンイチはカリスマ性を持ちつつもどこかインチキなのに、何故か憎めない、たぶんあの時代らしい若者をこれまたしっくり演じていた。
このキャスティングはとてもはまってると思う。

ラストの長回しでの妻夫木の表情の変化にはじっと見入ってしまった。

忽那汐里演じる素人モデルの女子高生も、とても印象的。低い声で、若いのに鋭い言葉を放つ。
思えば子どもの頃、テレビで見る人気歌手や女優は、みんな今思えば若いのに、ビックリするほど大人っぽかったよなーとかって思い出した。そんな所もあの時代っぽさを表してると思う。

題材としては今の若者にはとっつきにくいかもしれないけれど、せっかく人気の2人を使っている事だし、それをきっかけにでもいいから若い人も観に行って欲しい作品。

原作も読んでみたいと思った。


『マイ・バック・ページ 』OFFICIAL BOOK

『マイ・バック・ページ 』OFFICIAL BOOK

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2011/05/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)






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アンノウン 2011.4.25 [映画]

タイトル:「アンノウン」
Yahoo!映画http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id339107/
日にち:2011年4月25日(月)
場所:都内ホール(試写会)
====================
「アクション・サスペンス」って言葉がピッタリ。

学会で発表する為にドイツに来たアメリカ人の学者が交通事故に遭い、病院で目覚め、混乱する記憶を辿りながら妻が待つホテルに行くと、妻は自分の事を「知らない」と言い、別の人間が自分として妻の横にいる。
観ているこちらはもうそれだけで「どうなってるの??」と頭の中が疑問だらけになって、イヤでもこの謎解きに引き込まれてしまう。

後は息もつかせぬ怒涛の展開。
気付けば結構人も死んじゃう。
「それにしてもこの人、学者のはずなのに、なぜこんなに敵と互角に戦えたりカーチェイスとかできちゃうの??」って思いがふつふつと湧き上がった所へ、驚愕の展開がぁーーーっ!! (^_^;)

リーアム・ニーソン。以前も試写会で『96時間』と言うアクションものを観ました。
とてもいい俳優さんだと思いますが、どうも地味~な印象ですよね。
調べてみたら1952年生まれ!
ちょっと無理があるかなーと…。
でもアクションになると途端に輝きだしてかっこいいです!

とにかく最後まで目が離せません。
同行した友人はずーっと体に力が入っていて、すごく疲れたと言ってました。
後で思い起こせば色んな伏線もあるので、しっかり観てないと意味が分からなくなっちゃうかも。
最後まで観た後に、もう一度最初から観れば、より理解が深まるでしょう。
そう言った類の作品です。
正直、あまり期待してなかったのですが、とても面白かったです。





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